ファイナルDSD原理基板

2019年04月27日 頒布中
DSDデータをアナログデータに変換するファイナルDSD原理基板です。

概要

以前に、DSD信号を32タップFIRフィルタ回路を使ってアナログ信号に変換するDSD原理基板を制作しました。
色付けの無い音が大変良かったと思っていますが、反省点もあります。
正負電流出力のために負出力側は入力信号を反転して正信号側と同じ回路構成にしましたが、回路が2つになったので、差動合成によるノイズ対処が完璧では無かったと考えています。
これを打破するために、差動出力を持つ7474ロジックICを採用して、回路見直しをしました。
ロジックIC毎に電源用コンデンサを用意して、安定した電源供給をします。
超低ノイズな電源ICであるLT3042で、良質な電源供給をします。
入力のMUTE信号を判定してリレーによるミュート回路を用意します。
FIRフィルタ用の抵抗はリード抵抗からチップ抵抗に変更しました。誤差率0.1%を使えば、正確なFIRフィルタを実現できます。
セパレーション向上のためにモノラル基板にしましたので、ステレオ出力のためには2枚必要です。

新規設計した基盤を組み立てて試聴しましたが、クルアな自然な音になった気がしました。
ICが小さく個数が多いので、制作は難しいですが、良い部品を使って素敵なDSD DACを作ってみませんか。
※I/Vアンプに関しては、電流差分I/Vアンプやトランスを利用してください。

アイソレータは付いていませんが、入力信号を2出力に分配するI2Sアイソレート2基板がお薦めです。

32TAP版DSD原理基板2

頒布について

・32TAP版DSD原理基板2(Rev.1.0) 1セットで2,600円(2枚単位) 在庫無し(10/末入荷予定)
※部品添付はありません。対象は自作できる方のみとなります。

発送方法と送料は、 こちらになります。

基板を希望される方は、私宛(yanaアットマークyanasoft.jp)まで、題名「DSD原理基板2頒布希望」でメールをください。
メールには、希望する基板名と枚数、発送方法の指定、送り先(郵便番号、住所、お名前、電話番号)を記入してください。
こちらから返信メールで振込金額と振込先をお知らせします。

製作マニュアル

32TAP版DSD原理基板2(Rev.1.0)の製作マニュアル DSD_DAC2_1_1.pdf